中村雅俊 / お酒の神様はいつもすこしだけ僕にやさしい

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花言葉と同じように、カクテルにもメッセージが込められているのをご存知 だろうか?ジンをベースにした「ブルームーン」は、「出来ない相談」といったカクテル言葉を持ち、女性が愛の告白を断る時に使われると言 われている。大阪屈指の人気クラブ・AZUREのマンスリー誌コラム「CLUB AZURE ORIGINAL COCKTAIL THIS MONTH」に、2010年9月〜2011年9月にわたって掲載された“届かなかったラブレター”を含む16話の短編小説を収録した本作の登場人物は、奥 ゆかしくも、カクテルや花、また時には天の邪鬼な言葉にメッセージを込める。20歳という若さで、同クラブのバーマネージャーに就任し た、本作の著者である中村雅俊は、17歳の頃に出会ったある長身のバーテンダーに憧れ、年を誤魔化して、バーで働き始める事となった。 元々お酒が好きではなかったのだが、その男からお酒の美味しさと共に、人生において大切な事をいくつも教わる。『なぁ、昔にウイスキーの 話したの覚えてるか?』仮にあなたがお酒を一滴も飲めない下戸であったとしても、いたく感銘を受けるであろう話を最後に、著者は憧れの先 輩と道を分かつ事となる。上っ面を滑らせたような、お軽い文句が蔓延る現代において、「日本一」ではなく「日本代表」を目指す、著者の情 熱を惜しみなく注いだ渾身のオリジナルカクテルは、間違い無く身体の芯に残るだろう。曰く、『僕は商品ではなく作品を作ってるつもりで す。』バーという場所を中心に広がる、恋愛・友情・お酒。バーテンダーや、カクテル・アドバイザー、テキーラソムリエの資格も所有する、 彼のオリジナルカクテルに込められたメッセージを是非読み取って頂きたい。

(TEXT BY 10時10分)

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